2025年9月上級ライセンス取得者対談

RTA認定講師は、個人事業、法人の社長としてRTA指定スクールを経営しています。一方で、“普通のママ“としても子育て真っ最中。だからRTAの先生は”ママ社長“と呼ばれたりもします。“ママ社長”と“普通のママ”。この二つの顔を持つRTAの先生っていったいどんな人たちなのでしょうか?
一般的にもそうであるように、スクールの経営には生徒募集=“受講生を集客する”ノウハウが求められます。スクールの実績を上げることは、イコール集客の成功でもあります。これからRTAで資格取得を検討している方は「はたして自分で集客ができるのか?」と不安に思われる方も多いと思います。
今回はRTA指定スクールの経営で成功している3名の方に単刀直入に“集客のこと”、“収入のこと”を聞いてみました。
今回登場する3名は、上級ライセンス保有者のうち2025年9月に新たに上級ライセンスを取得した方々です。RTAのスクールを経営するためには、RTA認定講師ライセンスを取得する必要がありますが、多くのRTA認定講師の中でもたった8名しか保有者がいない上級ライセンスです。

PROFILE
プロフィール
まずは皆様、2025年9月に上級ライセンスの取得おめでとうございます!松本優季先生はもともとプラチナライセンス保有者でしたが、ダイヤモンドライセンスにアップグレード。小田原千乃先生と、黒川亜由美先生は、ゴールドライセンスからプラチナライセンスにアップグレードとなりました。
松本優季先生ダイヤモンドライセンス授与の様子
小田原千乃先生プラチナライセンス授与の様子
黒川亜由美先生プラチナライセンス授与の様子
──単刀直入にお伺いしますが、開業スタート時と初月の収入はどのような状況でしたか?
- 松本:私は2022年9月開業で初月は48万円でした。
- 小田原:私は、2024年8月開業で130万円でした。
- 黒川:えっ?私は、2022年10月開業で4万円…
- 松本:小田原先生はいきなり、初月で月収7桁ですか!それはすごいですね。私は、今でこそ偉そうなこと言っていますが、開業当初はフニャンフニャンでしたよ(笑)。
- 黒川:私は開業当時、看護師とのWワークだったということもあり、「お教室をポチポチやれればいいや」という考えで、頭の中がもっとフニャンフニャンしていました(笑)
──スタート当時、皆さんはどのように集客を試みていましたか?
- 松本:受講中からSNSを勉強して集客の仕込みはしていました。そのためか、初月で初級講座や養成講座へと受講生にお越しいただくことはできました。
- 黒川:私は育休中に勉強をしたので、受講中正直あまり集客は考えていませんでしたね…。結構ボーッとしていたかも(笑)。結構、多くの新人の方と同じような感覚で開業してしまったかもしれませんね。
- 小田原:私は実はあまりSNSが得意な方ではなくて、イベントを通じて教室への集客をしていました。
──集客は順調でしたか?
- 松本:初月にある程度うまく行っていたこともあり、「集客楽勝じゃん!」って調子こいていたら2ヶ月目にしっかりとコケましたよ(笑)。
- 小田原:私は、初月で実績がある程度出たのですが、その後の養成講座で少々苦労しました…。集客はうまくいったものの、養成講座でお客様から想定外のお叱りを受けたりと…講師としての意識の低さ、経験のなさを痛感することにもなりました。
- 黒川:私は目が覚めた後、せっかく資格を取ったなら「やるしかない!」と腹を括ってSNS強化をしました。その結果、開業初月でお教室は集客には成功し、満席になりました。
──RTA指定スクールとして開業される方の多くが月収7桁を目指されますが、皆さんはいつ月収7桁を達成されましたか?
- 松本:開業後半年でしたね。
- 黒川:私は、開業9ヶ月目でした。
- 小田原:私は、開業初月でした。
- 松本・黒川:すごいよね。私たち駆け出しの時はフニャンフニャンでしたもんね(笑)。
──ズバリ、今までの最高月収はいくらですか?
- 黒川:9ヶ月目の130万です。その時臨月でしたね。
- 小田原:開業10ヶ月目には260万を達成しました。
- 松本:2024年の開業丸2年目で400万円に到達しました。
日本の給与所得者の平均年収が400万円台半ばと言われていますから、すごいことですよね。
──この仕事を始めてから、一番大きな買い物は何でしたか?
- 黒川:全自動洗濯機○太くん(笑)。そして、一戸建てです!子供がサッカー選手を目指しているので、100坪越えの土地で庭を子ども達にプレゼントしました!自宅の庭でサッカーの練習もできます!
- 小田原:夫への感謝の意を込めて、500万円の車をプレゼントしました。
- 松本:歯科矯正です(笑)。総額は結構な金額ですよ。それと、家族でハワイ旅行。2025年の11月に家族みんなを連れていきます!
なかなか“普通の主婦”ができることではないですね…。
──集客に波はありますか?
- 黒川:ジェットコースターみたいな時がありましたね(笑)。
- 小田原:もちろんあります。でも、「何がダメだったのか?」と考え直ちに改善することの繰り返しですね。例えば、SNSの配信のテイストを変えたり、最終的には自分自身が変わるしかないかな…と思いますね。
- 松本:2022年の当時、2025年9月と同様に受講価格の改定があって、改定直前“駆け込み需要”がありました。駆け込みということは翌月から落ちるわけです。でもうまくいかないときこそチャンスなんです。ダメだった原因が必ずあるんです。それを発見できるチャンスなんです。
──“あれ”の意味が必ずわかる時があるとは!?
- 松本:集客にうまくいかなかった時に、SNS発信などでも人の真似ばかりしていたということに気がつきました。“自分ならでは”という個性がなかったんです。そして何より自分自身を売っていなかった。一生懸命ベビーマッサージの講座を売っていました。
- 小田原、黒川:「講座を売るな!自分を売れ!」ってやつですね。
- 松本:それです!新人の時はその意味がよくわからないんですけど、必ず気がつく時があると思います。
- 黒川:新人の時は「安いものが売れる!」と勘違いしてしまうんですよね。
- 小田原:受講価格が上がったことによって苦戦するのは、お客様の層を考えないからだと気が付きました。受講するのは“誰でも良い”ではなく、この価値をわかっていただく方に届ける必要があるんです。
- 松本:自分自身をブランド化するというのは「そういうことだったのか!」とわかる時がありますよね。
──2025年9月の受講価格改定後、今後はどのような方向でスクールの舵取りをされますか?
- 小田原:ベビーマッサージベーシックの受講価格が、40万円を超えましたので、自分自身の価値を上げていかないとダメだと痛感しています。今まで普通にうまく行っていたことが通用しなくなりつつあります。
- 松本:そうですね。「我が子のために、気軽にベビマの資格を取る」という価格帯ではなくなっていると思いますので、ビジネス思考がより重要になりますね。
- 黒川:資格取得後に「パート感覚で仕事ができればいい」という考えのお客様の層ではなくなるのだと思います。
- 松本:自分自身も今まで以上に本気で取り組まなければなりませんし、「本気で開業し7桁以上の収入を目指しますか?」という方々にアプローチしなければなりませんね。
- 小田原:「副業で、ベビーマッサージの先生やろうかな」という中途半端な考えでは、RTAのスクール経営を成功させることはできないと感じます。
- 黒川:かつての私がそうだったかもしれません(笑)。でも、雇われていた時のライフスタイルには絶対に戻りたくないです!自由な時間がない!育児はワンオペ。子供たちの習い事の送迎もできない。ムリです!
- 松本:この価格帯は非常にわかりやすくやりやすくなったと思います。2025年9月にスクール経営リ・スタート!させていきましょう。
本気度がこれ以上試される時代に突入したということでしょう!話は尽きないのですが、皆様の益々のご活躍されることを願い、本日の対談は終了いたします。